Atusa Nupuri
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北海道川湯温泉を初めて訪れたのは高校二年生の時である。実に52年前、行ったという記憶があるだけでこの地で何を見たかは全く覚えていない。北海道には仕事で、また撮影に毎年訪れるが全て海岸線で内陸にはほとんど入らないため52年ぶりの川湯となった。 改めてこの地を訪れて実に興味深い地であることに気がついた。 活火山である硫黄山(アイヌ名Atusa Nupuri)と川湯は2.5キロしか離れていないのにも関わらず、その光景は歩くごとに変わっていく。 それもそのはずで川湯温泉付近は針葉樹林帯であるが硫黄山に近づくにつれ広葉樹林帯、ハイマツ帯、そして植物の育つことにできない裸の山、硫黄山へと続く。ここに掲載した写真は硫黄山とそれに続くハイマツ帯のものである。火山性ガス?によって枯れたハイマツによって不思議な光景が作られている。なお、川湯温泉に近い森の写真はまた別途掲載することにしたい。