Tokyo on a rainy day

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Tokyo on a rainy day、そのまま日本語にすれば「雨の日の東京」でつまらない展示名である。でも、私は雨の日の東京には一つの東京の顔があると思った。
東京を歩いている時にすれ違った人の顔を覚えているだろうか? 知人に会えば別だが、おそらく誰もすれ違った人の顔を認識していない。だから、犯罪人にとって東京は一番隠れやすい場所と言われている。  雨の強い日にはなおさらだ。傘に隠れて誰もよそ見はせず黙々と歩く。だから誰にも認識できる顔がない。顔の見えない東京、もっと言えば「顔のない東京」を小さなコンデジ、motion blur(手ブレ) という手法で表してみたい。

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