仁右衛門島

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仁右衛門島(にえもんじま)は千葉県鴨川市太海浜の沖合に浮かぶ、周囲4キロメートルほどの小さな有人離島で、県内最大かつ唯一の有人島で千葉県指定の名勝に加え新日本百景にも選ばれています。島の名前は鎌倉時代の初代島主の平野仁右衛門に由来し、代々同名を継ぐ平野家が居住し管理しています

この島の魅力は、歴史と自然の共存であり源頼朝が石橋山の戦いに敗れて逃れて、仁右衛門に匿われたという伝説「頼朝のかくれ穴」や、日蓮聖人が朝日を拝んだとされる「神楽岩」がその象徴です。

島内には松尾芭蕉ら俳人の句碑が多数あり、文学の香り漂う散策を楽しめます。植生にも豊かで海浜植物のイソギクやハマカンゾウ、さらには希少な「金銀針茄子」が自生するなど、自然愛好家にも見逃せません。
島へは手こぎの渡し船で約5分。ゆったりと進む船の時間に日常を忘れます。四季折々に花が咲く小島は、まさに「自然と時間がゆっくり流れる場所」 そんな仁右衛門等を散策しスナップしてみました。

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